(金) 

■10年前の話を個人的視点で振り返る。

 昨年末ぐらいから、知人の日記(mixi内)を見たら10年前の出来事を取上げている人が多い。
 ニュースサイトをやっている知人も取上げているが、元を辿ると2ちゃんねるで盛り上がったスレッドをまとめサイトがまとめなおした記事がルーツのようだ。
 この記事
 内容的には2008年と言う事で1998年から10年目だと言う事。
 
 自分にとって1998年は停滞していて比較的印象の薄い年なのですが、和歌山ヒ素カレー事件やテポドン攻撃があったのがこの年と言われると、振り返ればなるほどと思う事ばかり。
 けど、個人的に鉄道オタである点などを含めてどちらかと言えば「行く年」の10年前であった1997年の様々な事件の方が印象に強く残っている年だったりします。
 本当は昨年中に色々振り返りたかったのですが、自分の身辺に激しい動きがあり、今となって思い返しているような物です。
 そこで、個人的に1997年の興味があった事件を振り返って見ます。
 
1997年
 1996年から継続 ペルー日本大使館占拠事件
 1月 2日 ナホトカ号重油流出事件 
 2月10日 神戸連続児童殺傷事件
 3月22日 ダイヤ改正 秋田新幹線開通 北越急行ほくほく線開通
 4月22日 ペルー日本大使館占拠事件解決
 7月 1日 香港返還
 8月31日 イギリスダイアナ妃死亡
 9月30日 信越本線横川〜軽井沢間(碓氷峠)104年の運行を終了
10月 1日 長野行新幹線長野新幹線)開通
10月 1日 山梨県大月駅中央本線で列車脱線。上記長野新幹線が開通初日から振り替えルートとして使用される。
11月22日 山一證券破綻
12月16日 ポケモンショック事件発生
12月18日 東京湾アクアライン開通 海ほたる運営開始。

正確な記述を取る為にwikiを参照。
この中で9月30日〜10月1日のダイヤ改正に伴う鉄道の話題と、ポケモンショックは自分の記憶に色濃く残ってました。
けど資料を見ると、まだこれだけの話題が出てくるとは・・・。
ダイアナ妃の亡くなった年はこの年かどうか正確な覚えもなく、ナホトカ号は96年の出来事かと覚え間違えてました。
個人的にアニメ・ゲーム他コンテンツなどの話題として、

 勇者王ガオガイガーの放送開始
 電車でGO!の稼動開始
 ファイナルファンタジー?発売
 i-macの発売

もメモしたいところ。

 勇者王ガオガイガーは、今やスパロボ参戦と続編が存在と発展してます。
 この当時登場した1作目にスポットライトを当てると、従来の武器を持ったロボットが格闘すると言うスタイルを崩し、工具を持ったロボットが敵ロボットの核になっている人物を救出すると言う「戦闘」の描写を解消している点が見受けられます。
 これは当時凶悪化する少年犯罪に対し、ロボットが剣やナイフを使う事から脱却しようと言う試みた面があったと聞いた事があり、この年に神戸連続児童殺傷事件があった事や、2000年に九州でバスジャック事件があった事を考えると、ある種の先見性があったのでは?等と思います。
 また、電車でGO!は、電車を安全に運転する事の部分が、競うゲームとして成立しており、ゲーム=破壊や戦闘ではないと言う見せ方があり、これもまた斬新に感じました。
 前述したダイヤ改正に伴う鉄道の話題が豊富だったこの年に、このゲームの登場は相乗効果をもって一般人への鉄道の話題の波及に貢献しました。
 ファイナルファンタジー?の場合は、ゲームと言えばファミコン以来の古典的デザインか、もしくは2年前の1995年ごろから普及したギャルゲー・恋愛シュミレーションのブームの影響を受けたゲームが多数存在していたのですが、このゲームはキャラクターデザインや世界観をマニアやフリーク以外の人へ向けた要素を含んでおり、いわゆるデザインがストリート系を含めより多くのユーザーを掴んだ事は良い冒険であったと言えます。
 i-macの発売もあり、これは半透明を取り入れたデザインが各分野の商品へ発展していき、一大ムーブメントを巻き起こしました。
 オタク系じゃない人もオタク系趣味への出費や話題を取り込むようになり、むしろ枯渇感を抱いていたのはそう言う新規参入者の方だったりと、良い意味で様々な趣味分野の拡大発展が見られました。

 こんな風に書き上げていくと、2007年の10年前である1997年は、様々な物の質的変換や世代変化が感じられた年でした・・・。
 今振り返ると、学ぶべき様々なヒントがあるように思えるのだが・・・。
 


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