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■「JR大船・藤沢駅間新駅 移行客、各1割か

【概要】JR東海道線大船藤沢間の藤沢市村岡地区に設置構想がある新駅について、両駅から新駅に移る利用者の割合が、大船、藤沢両駅の利用者の各1割にとどまる見通しであることがわかった。
 藤沢、鎌倉両市で検討されている新駅周辺のまちづくりによって今後数値は変わる可能性はあるが、採算面が課題になりそうだ。

 県と藤沢・鎌倉両市でつくる「湘南地区整備連絡協議会」が11日発表した。通称「村岡新駅」を巡り、08年度に3自治体で計上した2100万円の予算で駅予定地周辺のまちづくりや、新駅設置による大船、藤沢両駅の混雑緩和具合などを検討した。
 調査結果によると、新駅の乗降客数の試算は、最少で7万1千人(都市型住宅中心の場合)、最多で8万4千人(業務と商業中心の場合)だった。新駅が設置されずにまちづくりが進むと、1日あたり約2万7千〜約5万2千台の車両交通が増え、現状でも道路事情がよくない周辺の交通量が2割増えるという。
 05年の都市交通年報によると、1日あたりの乗降客数は大船駅で約20万人、藤沢駅で約24万5千人。新駅設置により、周辺住民の駅への所要時間が減り、大船と藤沢両駅を使う利用者の約1割はそれぞれ新駅に回るとみている。

 協議会事務局の藤沢市都市整備課は「乗換駅である両駅とは異なり、新駅は東海道線の中間駅なので新駅に移る利用者が少ないのはやむを得ない」としている。
(代表ソースとして、見出しリンク先に mytown.asahiへのリンク。)

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