減萌

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コンテンツに、いわゆる「萌え」要素を意図的に無くす。もしくは減らす方向性・コンセプトの事。

2000年度以降、いわゆる「萌え」要素を付加する、創作物・キャンペーン行動に見受けられる。
これら「萌え」要素の付加は、消費行動を加速させる事が可能である。
反面、コンテンツに「アニメ風」「漫画的である。」「セクシャル的である。」と言った印象を与えてしまう懸念性がある。
またコンテンツに成功した際、メインの消費者が成人男子が主に出てしまう事となり、本来のコンテンツ対象者である層が機能を受給出来なくなる懸念性も存在する。
また、萌え要素を内包した際のマナー違反に属する諸問題も多用に渡り存在し、一過性の収入を期待できる半面、中長期的なコンテンツの存続には障害となる危険性も存在する。

そこで、予めコンテンツに「萌え要素」に属する物を排除して企画を組み立てていくコンテンツが存在する。
以下の様な実例が存在する。

  • 低年齢層児童の着せ替えカード遊具のデザインに、萌え要素の少ない絵柄を採用。ターゲット以外の年齢層がコンテンツを独占しないように、企画段階から対応。
  • 観光地に、アニメ等のコンテンツの風景題材として観光客を呼ぶ「聖地巡礼行為」に対し、来訪者が周辺環境を悪化させることを懸念し、表立ってのアニメタイアップの拒否。
  • 御当地キャラクターの、いわゆる「ゆるキャラ」採用の際に、「緩さ」の他に「和み」と「癒し」のイメージは内包しても、萌えに属する要素である「アニメ風絵柄」「漫画的描写」「セクシャルな要素」の排除。人間に見えるキャラは採用しない。


セガの「おしゃれ魔女」とか、鎌倉市の観光の考え方とかですね。
あと、昔の聖地巡りで、環境劣化の被害にあった場所も、大体この方向です。