(水) 「現状」を生み出す物の研究

■歯医者通い無事に終了。
 気付けば、去年の年末に1ヶ月で治療が済むかと思ったものが、半年かけて全快までした。
 長年悪かったと言われる点が治ったので良かった。
 とりあえず次は9月ぐらいに経過見てもらいに行こう。

■もう2年近く使っている携帯電話のカメラ機能が作動しない。
 そろそろ寿命か?知人に合わせて京ぽんに買い換える予定があるので、そろそろ更新時期かもしれない。
 
劇場版機動戦士ゼータガンダムの第2部のサブタイトルが発表。第2部は「恋人たち」。
 「たち」って複数形ですが、自分的には第2部はカミーユとフォウの絡みのあるホンコンシティからキリマンジャロの話がメインになると思ったので、複数形なのについては一瞬「?」と疑問符を浮かべました。
 しかしよく考えてみると、ジェリドに部下としてマウアーが登場して戦死するまでのエピソードが入り、「星を継ぐ者」の直後ならロザミィも登場しているし、カミーユゼータガンダムに乗り換えた前後のエピソードでは、恋人と言う関係とは違うかもしれませんが、クワトロがレコアの心を掴みきれない話があったなと・・・。
 そう考えると、この複数形で書かれているサブタイトルも納得です。とにもかくにも登場するキャラの内面の複雑さがありますから。

東京新聞の記事で、「『萌え』市場 夏の予感」と言う、萌え関連銘柄についての記事がありました。
 萌え関連銘柄のニュースはここ1・2年珍しくは無いのですが、なんだかなと言う感じ。
 
 現在の萌え関連の仕掛け人のような扱いで、ブロッコリーの会長となった木谷氏を取り上げてますが、ブロッコリー=萌えメーカーとなったのは主としてデ・ジ・キャラットがメイン商品となった99年下半期以降。それ以前の版権商品取り扱いを見ると萌えと言われる商品もあるものの同じぐらいの比率で対戦ゲームキャラ関連のグッズが幅広く扱われており、萌えの仕掛け人と言うのは大げさな気がします。
 「市場が急に出来たわけではなく、『萌え』という言葉が新鮮でよかったんでしょう。」とありますが、萌えの市場の由来を考えると、もはや10年前からスタンダード化した言葉であり、市場として「派手に名前が出るのがここ1・2年に過ぎない」と補足すべきでしょう。
 10年前の95年当時、テレビアニメのセーラームーンのシリーズの中で、土萌ほたると言うキャラクターが出て、そのキャラクターの苗字の「萌」の字が「萌え」の言葉の由来だと言う説があります。また当時声優のタレント業務(顔出し・フリートーク・コンサート)の充実した時期で、その中でも椎名へきるさんのイベントの際に応援の掛け声として「萌え萌えへきへき」と言う掛け声がありました。この10年の動きが色々絡んでいる事を考えるとやはり仕掛け人と言うのは極端かな?
 (個人的に考えると、最近の市況に萌え銘柄が急激に登場した事は少々異常と考える。)

■あと、「昔だったら『オタク』などと呼ばれた市場が『萌え市場』に変身した」と分析していますが、「オタク」と言われた物が全て萌えを兼ねていた訳ではない。
 「オタク」は「オタク」「萌え」は「萌え」と、元は同じでも今や別分野として市場が存在しますが?と言うか、オタク相手・もしくはそれに準ずるマニアックな分野を相手に、も四半世紀以上の歴史を持つコンテンツ会社も何社かありますが?(ガンダムに追いつくほど萌えコンテンツが成長しているかは疑問。)
 どうもここ数ヶ月株価が回復したからと言って安直なコメントしすぎと言う気もします。
 記事中に「ブロッコリー社がオンラインゲームを扱う業者と組むことを発表したところ、株式が高騰した。」とありますが、数年通してみると高騰と言うより回復の部類で留まっているのが痛い。更にこの件に関しては、あくまでも「予定が一つ出来た」「他の会社と組んだ」事による株価上昇なので、自社の地力が付いたと見るのは尚早だろう。別に大黒星ではない。元に戻っただけとクールに構えよう。

■むしろ今回萌え関連が好調な要素としては、電車男の映画化・コミック化みたいな一般向け大規模キャンペーンの流れの中に、オタク・萌えと言った文化のキーワードが関連して存在した事による面が強いだろう。
 私としては今回の盛り上がりも一つの流行に近い物と考えているので、100年後に振り返ってこの現象が現在の日本代表文化として存在するという物の言い方はおかしく思う。
 秋葉原も、10年ごとに○○の町と言う言われ方が変わっているので、10年後秋葉原が有名でも現状と同じかどうかはわからない。

(続きは後日。エウレカセブン見ながら書いていたのに番組がとうに終わっている・・・。)