(木) 台風が去ったが

■「『のまネコ』使用に「大いに結構」と発言しつつその裏に提案」
 ここ最近ウェブで騒がれている話題で「のまネコ」騒動と言う物がある。
 これはエイベックスが自社のキャラクターとして「のまネコ」と言うキャラクターを使い始めたのだが、そのキャラクターがウェブ上で多用されているアスキーアートキャラクター「モナー(他)」にそっくりなデザインであり、誰でも自由に使っている自然発生のキャラクターを、独占商業使用することに対する、ウェブ利用者の大きな疑念と反論が騒動を引き起こしている。
 自然発生した「モナー(他)」のキャラクターは、特に匿名掲示2ちゃんねるで多用されており、トラブルメーカー的な使われ方をされるも多いこの掲示板の利用者からは不満の声が爆発している

 個人的にこの騒動で即座に連想したのは、他社創作品で知名度がある単語を自社商品で使用していない段階で商標登録をして、類似したジャンルと言うだけで何度も裁判を起こしてユーザーの一部から不買運動を起こされたコナミの騒動(主に1998年〜2000年にかけて発生。詳しい詳細は「ボイコットコナミ」で検索すると、まとめサイトへ行く事が可能)と、そのコナミの傘下に入った株式会社タカラが、今回と同じような騒動で、アスキーアートキャラクターを自社で商標登録しようとして反発を買った話がある。こちらは結局未遂。

 ふと思うのだが、一般化しているAAキャラとそっくりのキャラクターを、オリジナルとして成り経たせるのなら、そのキャラクター(この場合は「のまネコ」じゃなくて、「モナー」)にそっくりの、違うキャラ(今回商用利用したエイベックスと、有限会社ゼンの言い回しを使えば「モナー」にインスパイヤされて生み出されたキャラ)を勝手に作ってオリジナルだと言い張るのはありですか?そうアリですね。と言う事。
 
 そんな訳で、日本全国同時多発的に、のまネコインスパイヤされたキャラクターグッズを発表しまくるのはどうでしょうか?
 個人商店・小規模会社にとってのささやかながらのビジネスチャンスです。
 のまネコのようですが、少し違うと言う事で、こちらの方がレアリティーの点で色々人気が出るかもしれません。
 宣伝して主流の一部となるのはエイベックスですが、利益を得る確立はビジネスをした「その他大勢」皆に公平に訪れます。(エイベックスよ尊き踏み台となれ)
 ある意味不況日本の現状で、景気を良くする良いチャンスかもしれません。
 「全日本オラネコ計画」とでも言いますか・・・?

 そして、エイベックス及び有限会社ゼンがこの件に関して裁判を起こす場合、即自分たちの「のまネコ」商標に対して、それを否定する事と同じ事になりますよ。

 無論この「全日本オラネコ計画」は、誰でも彼でも自由に勝手に類似キャラを作ってサクセスチャンスを狙うと言う点では、被害の拡大とも言えますが、独占させないと言う点においては条件は満たせそうな気がします。(モナーに+αした物をAと言うオリジナルと認めた場合、Aに+αしたBと言う物をAとは違うキャラクターとしてAを作った作者は認めると言う条件がつきますが・・・常に走り続けなければならない過酷なアイデアレースかも知れませんが。)
 ウェブに触れてる皆さんは、こんなアイデアどう思いますか?
 
 
 
 何のことは無い、富野監督の手を離れて勝手にガンダムが増殖している状況に対して、富野監督自身が∀の時に「全肯定。お好きにやんなさい。」と言って、そのあと自分はガンダムと言うしがらみを無視して「自由」に「∀」の世界観を描いて「キングゲイナー」を作った状況と同じようなことを狙っているのかも・・・。