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■「箱根ホテル、ツバメの巣を生きているヒナ40羽ごと廃棄→警察動く

【概要】箱根町箱根にある老舗(しにせ)ホテルの箱根ホテルが6月30日、ホテルの柱にあったツバメの巣を工務店に依頼して撤去し、巣の中にいたヒナ約40羽を土嚢(どのう)袋に入れて廃棄していたことがわかった。
 小田原署は、巣を許可なく撤去した工務店の従業員数人を鳥獣保護法違反(無許可の捕獲)の疑いで、近く書類送検する方針。
 また、ホテルの支配人からも鳥獣保護法違反容疑を視野に入れ、任意で事情を聴いている。

 関係者やホテルの従業員の話によると、ツバメの巣はホテル入り口付近の柱にあった。
 宿泊客からツバメのふんが衣服に付いたなどの苦情を受け、ホテル側は支配人の指示のもと、約40個近くあったツバメの巣の撤去を決定。看板の掛け替えをした際に、町内の工務店に巣の撤去も依頼した。その後、資材置き場に40羽ほどの生きたヒナを捨てていたという。
 捨てられていたヒナを宿泊客らが見つけ、県に届けた。発見当時は21羽が生存していたが、相次いで死亡し、12日時点で、生存は14羽という。
 鳥獣保護法は、鳥獣を無許可で捕獲した場合、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金と定めている。

 箱根ホテルはホテルのホームページ上で「今まで、自然環境の保護に取り組んでまいりましただけに、痛恨の極みと存じます。軽率な行為を深く反省し、厳正なる処罰を真摯(しんし)に受けとめる所存でございます」とのおわびの文書を載せた。
(my-town asahi)


 改装工事等の際に巣を撤去するのは意外と見落としがちな事かも知れない。
 今後は再発防止の為に、神奈川県が動物保護の概要をもっと様々な事業者にアピールして周知させ行くべきだろうな。

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