(木) 500系新幹線、10年目で東海道新幹線から引退 

■「500系新幹線、10年目で東海道新幹線から引退」

【概要】各ニュース等で発表されているのでご存知の方も多いかと思われますが、東海道新幹線山陽新幹線で使用している、500系新幹線車両が、来年夏までに引退することが決定しました。
 1997年の本格使用以来10年目のスピード引退でびっくり。
 引退の理由としては、東海道新幹線次期投入車両のN700系車両が、カーブに差し掛かると車体を傾斜させ重心をずらして高速のまま走り抜ける車体傾斜装置を搭載し、現状よりも早く走行する為歩調が合わなくなる500系を引退させると言うもの。
 列車全てがN700に変わる訳ではないので、それなら最速の「のぞみ」での使用を止めて「ひかり」で使用すれば?と、お思いの人も多いでしょうが、500系自体高速化追求の為の大幅な小型化設計を行っており、車内スペースが狭く居住性に不満面があり、その為混雑の激しい東京−新大阪間の東海道新幹線での使用はマイナス面が多いのでそれなら車内スペースに余裕のある車両に置き換えようと言うもの。
 会社自体も東京−新大阪を担当するJR東海にとって、新大阪−博多間を担当するJR西日本の車両が混雑を助長させるのは納得が行かないと言うのもあるのだろう。

 ちなみに引退後の500系は、新大阪−博多間の山陽新幹線内限定運用の車両としてリニューアルを行う予定とのこと。
 現在運転している「ひかりレールスター」以外の山陽新幹線限定車両の、0系や100系を置き換えるのに使うようだ。
 一部玉突きで、300系の運用移動もあるかも。

 しかしながら、東海道新幹線100系が引退したのはついこの前の2003年であり、このスピード交代は本当にびっくりする。
 100系の前の長年走っていた0系の引退も1999年であり、100系引退時は早くてびっくりしたが。
 500系より前の300系は、車内スペースが保持されているので引き続きそのまま運用につくようだが、1991年使用開始した試作1号編成のJ1編成は老朽化が目立つとの話も出てきて、構造が後の量産型と異なる事もあるので一部引退も始まるのだろうな。

 500系自体は流線型デザインが秀逸で人気が高く、細かい曲線処理の一部は、航空機よりも進歩している部分があり登場時のインパクトは忘れられない。
 アニメでも勇者王ガオガイガーの合体メカのライナーガオーのデザインとして用いられ、ヒカリアンでは主人公を勤めたのも500系モチーフのキャラだったな。
 思いで深いのは、2002年の日韓共同開催ワールドカップの時に、東海道新幹線沿線の会場から帰る観客が、通過線を流れるように通過する500系を見て感嘆の声を上げたとか言う話もあった事だ。
 今後もこのキャラクター性の高い500系を、車両その物に乗る事が観光資源の一部となるように活用してがんばって欲しい。

 ちなみに、最高速度運転区間がTGVより長く世界最高速度のギネス記録を持つ500系は、そのギネスを一足先に引退するようだ。
 今年の10月からは、台湾で新規開通する台湾新幹線の700T系が世界最高速1位を塗り替えるはずで、これはこれでまたすごいニュースだ。


■「オーストラリアのレオパルド戦車売ります

【概要】来月から米製の中古再生アブラハム戦車59両が順次上陸し、オーストラリア国防軍
配備される。それと入れ替わりに、オーストラリアがドイツから1976年に購入した103両のレオパルド戦車が順次退役し、売りに出される。
 レオパルド戦車は、1952年以来使われていたイギリス製センチュリオン戦車の後継として当時1両60万ドルの価格で導入されたものだが、30余年でその役目を終えることになった。
 国防省スポークスマンは、「少数は博物館展示用にとっておくが、それ以外は公開入札で売却する。売れ残った場合はスクラップになる」と語っている。
 現在、冷戦の終了以後軍隊のリストラが進んでおり、世界的に中古戦車市場には商品がダブついていると言われており、しかもオーストラリア軍が所有しているのは改良を加えられているとはいえ、初期型のレオパルド戦車マークI。それに対してヨーロッパのいくつかの国はもっと性能の良いレオパルド戦車マークIIの放出を予定している。
 しかも、レオパルド購入時にドイツ政府と交わされた条件として、退役時の売却にもドイツ政府の認可が必要とされ、また武器、ハイテクの照準器、暗視装置、無線機などの装備の処理方法についてもドイツ政府の認可が必要になる。(APP)


 文面読む限り一般への売却???

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