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■「井の頭公園で路上表現が許可制に…芸術審査に不安の声

【概要】 週末ともなれば、弾き語りやマジックなどの路上パフォーマンスであふれる東京・井の頭公園で、来年1月から、こうした活動に事前の許可が必要になる。  公園内の無許可占有は都市公園法などに違反するとして、公園を管理する都が、初めて導入を決めた。  
 都は「締め出すのではなく、一定ルールの下で活動してもらおうということ」と説明するが、審査に合格する必要がある上、登録料の負担も生じるため、“芸術家の卵”たちからは「自由な表現活動の場が奪われるのでは」と不安の声が出ている。
 木漏れ日の下でバイオリンをひいたり、路上に自作の絵画や写真を並べて販売したり。井の頭公園は、こうした路上アーティストたちの聖地とされる。3年前にメジャーデビューを果たした歌手のあさみちゆきさん(28)も同公園出身。5年前から弾き語りを続けてファンを増やし、「井の頭公園の歌姫」と呼ばれた。公園を管理する都西部公園緑地事務所によると、あさみさんのような成功を目指すアーティストは、多い日で100人以上集まるという。



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