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■「AED、救急隊到着前に使用で蘇生率7倍に」
【概要】心肺停止状態となり、一般市民らからAED(自動体外式除細動器)を使った処置を受けた人の4割で蘇生につながったことが東京消防庁の昨年中の実態調査で分かった。
この「心拍再開率」は、救急隊到着まで処置を受けなかった場合と比べて約7倍も高かった。
AEDは04年7月の厚生労働省通知で市民の使用が認められて急速に普及しているが、同庁は「普及が進むAEDの有効性がデータから初めて裏付けられた」としている。
一方、AEDや心臓マッサージなどの心肺蘇生処置を受けなかった2193人中、心拍が再開したのは141人(同6.4%)にとどまり、心拍再開率には約7倍の開きがあった。
AEDを使用しないで一般市民らが蘇生を試みたケースは873人だが、心肺再開は1割程度だった。
今年になっても1〜6月だけで既に38人が一般市民らのAEDを使った処置を受け、17人が蘇生した。
心拍再開率は44.7%となっている。
AEDは駅や空港などの公共施設を中心に普及が進んでおり、同庁管内では今年1月時点で約3500台、全国では7万台以上が設置されている。
各地の消防署や日本赤十字社で使用 方法を学べる救命講習が開かれている。
厚生労働省は「実際にAEDを使うのはその場に居合わせた医師ら医療関係者が多く、一般市民への浸透が課題だ」としている。(東京消防庁報告 見出しリンク先に代表ソースとしてYahoo記事)
使用の際に講習が必要なので、有志の方は最寄の消防署などにAED使用法講習について問い合わせると良いかも。
■「オランダのメーカー、「しゃべるトイレ」を開発」
【概要】オランダの家庭用品メーカーが、ペーパーシートの供給やあらゆる言語でのメッセージ再生などができるトイレを開発した。
クリーン・シート・ホーランド社が製造するこのトイレ「クリーン・シート・マティック」は、赤外線センサーが利用者を感知し、シートペーパーを自動供給する。
また、便座には音声チップが内臓されており、利用者に洗浄を促すほか、3分以内で音声広告を録音・再生することもできるという。
少し前に中国でMP3付ハイテクトイレが開発されたニュースがあったが、いまや世界の情勢はトイレのハイテク化以上のトイレの高次元化か?
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