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■「「高千穂あまてらす鉄道」の公園化構想…一部のメンバー反発で、高千穂線沿線住民の会解散

【概要】高千穂線の沿線1市2町の住民でつくる「高千穂線沿線住民の会」は、全線運行再開を願い、おととし11月に発足。
 これまで、署名活動や自治体への要望活動、それに、TRから事業を引き継いだ「神話高千穂トロッコ鉄道」の支援イベントなど、様々な活動を行って
きました。
 しかし、その後発足した新会社「高千穂あまてらす鉄道」が、線路とその周辺を公園化させ、列車を遊具として走らせる「公園化構想」を打ち出したことから、賛成派と反対派に分裂。20日夜開かれた総会で、会の解散が決まりました。
 住民の会では、会計処理が終わり次第、正式に解散することにしていて、公園化に反対するメンバーは、沿線住民の足として、運行再開を目指すため、独自に運動を続けていくことにしています。
 一方、高千穂あまてらす鉄道高山文彦社長は、MRTの取材に対し、「6月の株主総会で公園化を軸とした事業計画を発表したい」と話すなど、あくまで公園化構想で運行再開をめざす考えです。運行再開に向けた具体的な動きがほとんどみえない高千穂線・・・公園化構想か、それとも、沿線住民の足の確保か・・・住民と支援団体に、複雑な思いが交錯しています。


 元々自立不可能な赤字路線として国鉄時代に第3セクター化が決定した鉄道。
 観光力を高めた公園鉄道としての体力をつけることも視野に入れてよい気がするが・・・。

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