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■「拝島駅「日本一長い踏切」廃止へ」
【概要】「日本一長い踏切」として鉄道ファンに知られる東京都昭島市の「市道北143号踏切」が、近くの拝島駅の自由通路などの整備が完了する五月末に廃止される見通しとなった。
長さが約百三十メートルもあったことから「危険」との指摘も出ていた踏切だが、周辺住民からは「便利だったのに」と惜しむ声も上がっている。
この踏切は歩行者と自転車専用で、JRの青梅線と八高線、西武鉄道の拝島線、さらに米軍横田基地への引き込み線の四路線をまたぐ。
線路の数は上下計十一本。一九六八年には現在の長さになったという。
管理する昭島市都市整備部によると、朝のラッシュ時には「開かずの踏切」状態となり、五十分間程度、電車の通過を待たなければならないこともあるという。
中には、遮断機をくぐり抜けて渡ろうとする人もおり、市は「電車が警笛を鳴らしたり、急ブレーキをかけたりすることもたびたびあった」と危険性を指摘していた。
八一年十月には、近くの六十五歳の男性がはねられ、死亡する事故もあった。
市は二〇〇五年、安全対策のため、踏切から北西へ約二百メートル離れた拝島駅の橋上化改修に合わせて、同駅に自由通路を建設することを決定。自由通路は一昨年八月から暫定利用が始まったものの、エスカレーターなどのバリアフリー化の整備が遅れていた。
今年五月末までには自転車四台が乗れるエレベーターが完成予定になった。
市ではこれを機に、踏切を廃止し、住民に自由通路を利用するよう呼び掛けている。
(代表ソースとして、見出しリンク先に毎日jp へのリンク。)
(代表ソースとして、見出しリンク先に毎日jp伊賀版へのリンク。)
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