「プロほど頼もしき物は無く・・・」

 適度に時間が空いたので、昨年夏から壊れて置物と化していたビデオデッキを観てもらいに電気屋へ。
 練馬区大泉の電気量販チェーン店で買ったのだが、保障期限が切れたので最寄の店舗を探す。 購入してから1年ちょっと経過したとたんに壊れ、問い合わせした時に「最低料金絶対に頂く」としか返事しなかったので、馬鹿らしくてほうっておいたのだが、いい加減意味も無い物を部屋においておくのも邪魔だ。と言う事で対処を行う。
 昨年中に、近くの高野台に同じチェーン店が開店していたので、電話で問い合わせてみると、電話応対ではその場である程度は対処できるニュアンスなので持って行く。
 しかしその店に行くと話を盥回しにされ、レジ隣の空いているスペースで無理やりな対応を受ける事になる。
 研修知識無さそうな店員が中を開け、取り出せないでいるテープを適当に揺らす事で取り出そうとしている。
 腕力を入れない力づくとでも言うか、その程度なら家でもやっている。
 それどころかヘッドに触れているテープむき出しの部分を、無遠慮にも指で触れている。テープの磁性部に油分が付着しても、無神経に弄り回す。
 素人以上に素人な事をされても困る。「治せないなら他の人呼べ。必要以上に被害を拡大するな」その胸を伝えいい加減治せ無さそうなので別店舗で対策する事にする。どうでも良いがデッキを受け取り立ち去る時に適当な挨拶もしない。接客も素人以下のようだ。
 そのままデッキを持って環八を南下。杉並区井荻に着き、別の家電チェーン店のコジマ電気で見てもらう事にする。
 きちんと用意されていた専門の修理カウンターにデッキを置くと、それなりに症状を聞き取り、専門のドライバーを使い器用に分解していく。
 どの部品がどう動くか判るように、連動する箇所をことごとく紐解いて分解し、しばらくするとテープをきちんと取り出してくれた。
 単に販売員を置くだけでなく、それなりに客が満足出来る対応できる店は違う。
 その後組み立て直し、動作不良再発の可能性等を相談。対応に信頼感があったのでその場で修理を申し込む事にする。
 そして修理伝票を記入する時に面白いサービスがあった。
 客があらかじめどの程度までなら代金かけても良いか記入しておく項目である。
 なんでも、修理に回してその代金以下の場合は修理して受け渡し。超える場合は事前連絡を入れて金額を提示、修理継続するかしないか再び決めてもらうというシステムらしい。
 自分でも、修理代金大幅に掛かるようなら買い換えようかと思っていたので、システムでその事が事前にわかるのならそれに越した事は無い。
 デッキそのものはアイワ製品なのだが、アイワのサポートセンターに聞くよりもしっかりと対処してくれる点が良く、それをコジマ電気という小売サイドの仕事で行った所に評価ができる。
 サポートセンターに電話した時にはそのようなシステムあるように聞いた覚えは無く、ましてやフリーダイヤルでなく料金体制が不明な転送電話という時点で、いくらの料金がかかるか利用者に判り辛く本末転倒なのだが・・・。
 ともあれコジマ電気には、以前のも妹が購入した、調理用キッチンバーナーの対応もしっかりしてくれたサポート体制があるので信頼が置ける。
 アフターケアを考えると、しっかりしている所を選ぶに越した事は無い。