(金)  

■「鹿島鉄道:5年存続に11億円、運行継続へ さらに難題

【概要】来年3月末での廃線を届け出た鹿島鉄道(石岡-鉾田)について、石岡市は5日の市議会
一般質問で、来年度以降も運行を継続する場合、新車両導入の必要性を同鉄道から提示されていることを明らかにした。新たに3億3千万円の負担が発生し、5年間の存続に必要な公的支援の総額は11億円に達する見通しだ。(小沢伸介)

 同鉄道によると、2003年度の緊急総点検で関東運輸局から「3両の更新が望ましい」と
指摘された。対象は、運行中の車両で国内最古の1936、37年製の2両と、53年製の1両。
 これに対し、同鉄道は定期検査をこまめに実施するなど延命策を講じてきた。「この
3年間は何とか動かしてきたが、これ以上使い続けるのは困難」としている。(記事 東京新聞)


■「引退列車、まだまだ活躍

【概要】現役を引退した鉄道の車両を、個人やNPO、行政が引き取る動きが少しずつ出ている。
解体は忍びない、在りし日を懐かしみたい、まちづくりに生かしたい――。
列車の「第二の人生」はそんな周囲の温かい思いに支えられている。

□50歳□

長さ11・2メートル、幅2・5メートル、高さ4メートル。定員70人。
白と赤のツートンカラーが目にしみる。

金沢市の車両運搬会社長、島さん(59)は、かつて「赤電車」の名で親しまれ、
金沢市内を走った路面電車の車両をうれしそうに見上げる。
8月中旬に福井鉄道福井市)から引き取ってきたばかりだ。

同車両は1956年に市電に導入され、67年の全線廃止まで走った。
その後名古屋鉄道に移管され、88年12月に福井鉄道に譲渡された。
福鉄ではイベントで子どもたちを乗せて運行するなどしてきたが、近年は活躍の場が激減。
今春で廃車となった。

廃車を知った島さんは「市民に愛され、資料としても貴重な車両。
30年間金沢にお世話になった私としても、スクラップにされるのは忍びがたかった」と
引き取ることを決断した。
asahi.com マイタウン石川)


 良い感じの記事です。


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