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■「「アニメのキャラクターを使って利用者増につなげる」 いすみ鉄道新社長鳥塚氏

【概要】第三セクターいすみ鉄道(本社・大多喜町)は28日、株主総会と取締役会を開き、公募に応じた123人の中から審査で選ばれた鳥塚亮氏(48)を代表取締役社長に選任した。
 記者会見した鳥塚氏は「アニメのキャラクターを使って利用者増につなげるなどして1億円の売り上げ増を目指す。黒字化は無理ではない」と意欲的な抱負を語った。
 鳥塚氏は応募時点でブリティッシュ・エアウェイズ日本支社旅客運航部長。
同社は7月末で退職するが、実質的な勤務の必要はなく、いすみ鉄道の仕事に専念するという。社長就任は29日付で、任期は2年。
 鳥塚氏は基本的な経営方針として、「地元に密着した鉄道だが、各種関連事業を行い、収入を増やしたい」とした。
 具体策としては、アニメのキャラクターを列車の前面にマークとしてつけて運行して観光客を集めるほか、キャラクターをつけたお土産も販売するという。「キャラクター関係で数千万円の売り上げを確保し、在任中の黒字化に自信はある」と語った。
 列車の運転席からの展望を撮影したビデオの制作会社も経営しており、年商約5千万円をあげている。
 このため、「いすみ鉄道は経営しやすい規模だ」と強気だ。
 同社の会長を務める田嶋隆威・大多喜町長は「若手経営者として自分のカラーを打ち出すことを期待したい」と語った。

 (代表ソースとして、見出しリンク先に asahi.comへのリンク。)

■「日本貨物鉄道(JR貨物)、機関車投資を3割減 2009年度、景気悪化で輸送低迷

【概要】2009年度の投資額は前年度比3割減の約70億円にし、景気回復が遅れれば10年度以降も抑制を続ける方針。
 景気悪化で生産や販売が低迷、多くの企業が貨物輸送量を減らしているため。
 投資を抑える分は古い機関車の廃車を遅らせるほか、今ある機関車の運用を効率化するなどして対応する。

 09年度は電気機関車を前年度比4台減の19両、ディーゼル機関車はほぼ前年度並みの5両を新たに導入する計画だ。
 山陽線などで稼働する2両連結型の電気機関車「EH500」を6両導入するなど最低限の投資は続ける。
 企業が貨物の輸送を環境負荷が低い貨物列車に切り替える「モーダルシフト」の広がりで、中長期的には貨物輸送の需要が底堅いと判断しているためだ。
 (代表ソースとして、見出しリンク先にnikkeiへのリンク。)


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